定義
MX(Mail Exchanger)レコードとは、あるドメイン宛のメールをどのメールサーバーが受け取る責任を持つかを世界に示すDNSエントリです。誰かが[email protected]にメッセージを送信すると、送信サーバーはexample.comのMXレコードをDNSに問い合わせ、そのレコードが指すホスト(多くの場合Google Workspace、Microsoft 365、Fastmail、Zoho Mailのアドレス)にメッセージを配送します。各MXレコードには優先度番号(数値が低いほど優先されます)と、それ自体がAレコードまたはAAAAレコードで解決される必要があるターゲットホスト名が設定されています。ドメインには通常2から5個のMXレコードが設定されており、プライマリサーバーに到達できない場合にバックアップのメールサーバーがメールを受け付けられるようになっていますが、ほとんどの小規模ドメインでは1つのプロバイダーのレコードセットだけで十分です。MXレコードはドメインのウェブホスティングとは完全に独立しており、ウェブサイトは一方のプロバイダーでホストし、メールは別のプロバイダーで運用することも可能です。片方だけを移行してもう片方を移行し忘れることが、DNS移行後にメール障害が発生する最も一般的な原因です。
利用方法
MXレコードには優先度番号(数値が低いほど優先)とターゲットホスト名があります。ターゲット自体もAレコードまたはAAAAレコードを持っている必要があります。ドメインには通常、冗長性のために2から5個のMXレコードが設定されており、すべてがメールプロバイダーのメールサーバーを指しています。
重要な理由
メールとウェブホスティングはDNSレベルでは完全に別個の問題であり、これを忘れることが「ウェブサイトを移行したらメールが動かなくなった」という典型的な原因となります。DNSプロバイダーやホスティングを変更する際は、MXレコードも一緒に移行しないとメールが動作しなくなります。